ビジネス 不動産 豆知識

不動産経験者が教えるお部屋探しで知っておきたいこと

2018年3月12日

新生活が始まる時期になりましたね。

この時期は、進学や就職・転勤・転職など様々な動きが活発になる時期です。

私は、会社で勤めていた時は不動産業者として営業をしていましたので、まさにこの時期は繁忙期で2ヶ月程、休みなく働いていた思い出があります。懐かしい思い出です。

そこで、不動産時代に得た知識をこれからお部屋探しをする方々にお伝えし、お部屋探しに活かして頂けたらと思います。

もう3月中旬なので、思い立つのが遅かったですが…

目次

ネットの情報に惑わされない

不動産会社に勤めていた時に、一番感じたことはネットの不動産情報に惑わされるお客さんが多いという事。

もちろん、お部屋探しをするうえでネット情報で部屋探しにおける相場観であったり、周辺情報・路線情報などイメージをもって来店して頂くことは、部屋探しを効率的に進めていけます

しかし、注意しなければならないことは、あくまで参考までにしておいた方が良いという事です。ネットの情報は不動産屋に行くと覆ることも多くあります。

ネット情報はあくまで参考とし、明確な希望・イメージと、妥協点を用意していくと良いでしょう。

知っておいてほしい事は、ネット上にあがる不動産情報は不動産屋独自のものではなく総合情報サイトという事。つまりリクルートサイトです。

家賃が間違っていたり、間取りが間違っていたり空室と記載があるのに数年前から満室が続いている事なんてよくある事です。

空室状況のなんて、かなり重要ですがサイトでは正確には分からないことが9割以上です。

ですので、ネット情報は必ずしも正確でないという事を予め知っておくと良いでしょう。

空室確認は管理会社に問い合わせることでしか分かりません。それは仲介業者でも同じです。一般に公開されているリクルートサイト内の取り扱い不動産の情報はたいていの場合は仲介業者です。

この仲介業者も、空室の確認をする為に管理会社に電話で確認や、業者専用サイトで空室を確認します。

管理会社と仲介業者は大きく違いますので、この違いも分かっていると良いでしょう。

管理会社を知る方法はその物件現地に、看板が出ていることが多いので現地で確認してみても良いかもしれません。

ストリートビューで電話番号が見えることもあります。

ラッキーであれば、管理会社=貸主という場合が中にはありますので仲介手数料を節約できるかもしれません。

必要費用を知っておこう

転勤の多い職種に就かれている方は、詳しいと思いますが初期費用は細々としています。

転勤の多いような企業では、殆ど法人契約で会社が手続きしてくれますので気にしていない人も多くいそうですが個人持ちの部分も中にはあります。

そして、初めての一人暮らしや転居の方は必要費用を予め知っておかなければ、後々に「思っていたのと違う…」と、困りますので気を付けましょう。

箇条書きで、入居時の必要費用ざっと書き出します。

  • 入居月の日割り家賃・共益費
  • 次月分の家賃・共益費(管理会社によっては入居月だけの場合もあり)
  • 敷金(保証金)・礼金
  • 仲介手数料(先述の通り、貸主と直接契約の場合は不要)
  • 家賃保証会社加入費用(管理会社指定で相場1万円程、保証人をつけれる場合は外すことも可能な場合あり、法人契約の場合はパスされる事が多い)
  • 火災保険料(相場15000円程で2年更新が多い。自前で用意し証券を管理会社に提出する事も要相談で可能ですが、管理会社指定への加入が無難)
  • 町内会費(住む地域によって異なる)
  • 引っ越し費用(一人暮らしなら5万円前後、荷物量によって異なる)

といったイメージで、都心では家賃のおよそ6ヵ月分ほどが入居費用に必要とされています。

家賃6ヵ月分+引っ越し費用をイメージしておきましょう。

そして、毎月々かかる費用は物件や地域によっても変わってきます。基本は以下

  • 家賃
  • 共益費(管理費)
  • 水道代(地域によっては下水道代が必要)
  • 電気代
  • ガス代(都市ガス又はプロパンでオール電化の場合は不要)
  • 町内会費(地域によってあります)
  • インターネット代金(契約の有無ですが、中には無料の物件もあります)

主な項目を、挙げましたが物件によって差があります。分譲貸しの物件でも変ってきます。

貸主の性格次第のところもありますので、不動産業者ですら、こんなものまで!?という事もありますが、逆に光熱費から何まで全て家賃に組み込まれている物件もあります。

入居前に必ず、費用・条件の確認はしておきましょう。

まとめ

お部屋探しは、極論を言えば当たった担当者次第です。

担当者が良ければ、満足いった部屋探しが出来ます。しかし、不動産屋はコンビニより多いと言われていますので良い担当者に巡り合えるのも運次第です。

ん?と思ったら、その不動産屋だけではないので、中止して不動産屋を転々として、マッチしそうな人を探す事から始めるのも重要です。

時間はかかってしまいますが…

しかし、どこの不動産屋さんであっても紹介できる物件はほとんど同じです。中には、他社へ出さない自前の物件を持っている業者もいますが、基本的には営業力がモノをいう業界です。

親身に対応してくれる人が、絶対にいますので自分が気持ちよく契約できる業者・担当者を選びましょう。時期によってはキャンペーンとしてお祝い金で商品券が出る業者もあります。

最近では、女性限定や法人限定・リノベーション物件多数などの縛りを売りにしている業者も増えていますので、そういった探し方もありですね。

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