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世の中の手数料は妥当か

2018年4月24日

昔から気になっている事ですが、世の中の手数料は妥当か否かという事です。

私自身も不動産業界で勤めていましたので仲介手数料を受け取り売り上げを立てていましたが、ずっと疑問に思っていたことです。

仲介する立場からして、この手数料が無ければ仲介業者は成立する事は難しいわけなのですが、本当に見合った働きをしているのか甚だ疑問が残ります。

仲介手数料といっても、細かく見ればトラブルが起こらない様に専門的な知識をもって物件紹介や内覧等の案内や契約書を交わす事務作業までを含めて、仲介手数料として受け取るのですが、間に入るだけでビジネスが成立するのです。

もし、仲介業者を通さずにお客様と物件(オーナー)が直接マッチングできるものが出来てくるのであれば、仲介業者は震えて眠ることになります。

AIを活用すればマッチングサービスの誕生の可能性はゼロとは言えない昨今ですが。

しかしながら、体一つで出来るビジネスですので仲介手数料がいかに利益率が高いものかは言うまでもありません。

M&Aの仲介企業であるM&Aキャピタルパートナーズは、従業員一人当たりの売上高と年収がもの凄い事になっています。

仲介業はサービス業という認識を私は持っていますが、手数料ビジネスであることは事実。

人と人、人とモノ、人と企業、企業とモノ、企業と企業。様々な対象同士を引き合わせることが仲介業の生業ですが、売上が多いという事は現状それだけの需要があるという事です。

しかし、AIが発展していますので衰退していくかもしれないビジネスです。

 

手数料だけではなくホテルで設定されているサービス料にしても疑問が残ります。

サービス料は部屋代やレストランの席料に充てられます。これは、ホテルの海外の慣習であるチップが形を変えてサービス料として残っているのですが、多くの人には納得のいかない料金となっていますし、ホテル側はサービス料を含めた計算で部屋代を設定するわけですが、項目自体をカットしても良い世情だと感じざるを得ません。

 

総じて言えることは、現状としては無駄にかかり過ぎている料金体系が多いという事。

最近では、noteというプラットフォームがあります。

これは、本を執筆した人がnoteを介して購入するわけですが筆者にしてみれば印刷代をかけずに本が売れる。物量や販売店を介さずに読者まで届けることが出来ます。

それもネットで瞬時に。

印刷代や物流、販売店が無いだけで筆者は大きな利益率に恵まれますし、料金も安価に設定できます。

つまり物流において例えるのであれば、卸問屋を介さずに流通できるため販売元から最終消費者までが最短距離となり、これまで掛かっていた経費が削減されるのです。

産地直送が一番良いと私は感じますので、それにあらゆるものが近づいていけばより良い世の中になると感じる今日この頃です。

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