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万博は新たなテクノロジー(技術)が生れる

万博と言えば、1970年もそうだったように新たな技術が普及するタイミングでもあります。

2025年に大阪万博が決定しましたが、まだ数年先の話です。大阪万博の決定と共に、世界No1の技術力を誇る日本が新たな技術を、世界に先駆けて発信するに違いありません。

目次

1970年の大阪万博で普及した技術・商品

今では当たり前の技術が、実は1970年の大阪万博をキッカケに普及した例は多くありますので、まとめてみました。

動く歩道

阪急梅田駅より、阪急デパートの間でお馴染みの、動く歩道。

実は万博より3年前の1967年に登場していますが、公になったのはこの大阪万博。

当時は故障続きで、来場客が将棋倒しになり75人の負傷者を出したとも。

モノレール

外周4.3㎞を15分で走行。

当時は東急グループ(東急電鉄)が運行管理を任されていた。

自動改札機

自動改札機も、1967年に阪急北千里駅で本格導入されました。北千里で初めて本格導入されたものの、これが不採用となり、1969年の「磁気読み取り式」が採用され、1969年に近鉄学園前駅で導入。

大阪万博で紹介され、1970~1980年代で関西を中心に普及しました。関西凄いですね。

回転ずし

回転ずしは、1958年に東大阪の元禄寿司で発祥しますが、万博で紹介・表彰され、一気に人気に火が付きました。更に、1978年以降は、新規参入が解禁され全国へ広がり、今の大型チェーン参入や競争の激化に繋がっています。

電波時計

世界初の電波時計は、この大阪万博から。

セイコーが無線コントロールシステムの時計台を設置。流石セイコー。

案内標識

案内標識は、ピクトグラムと呼ばれます。

今では、路上や地下街などで見ない事がない程、生活に浸透していますが、これも大阪万博からです。

ケンタッキー・フライドチキン

万博で、日本初上陸。

盛況時は、1日に単価350円のセットが飛ぶように売れ、280万円の売り上げを記録するほど。

その勢いのまま、1970年に日本KFCが設立されました。

缶コーヒー

缶コーヒーもこの大阪万博からの登場で、今でもお馴染みのUCCコーヒーが販売しました。

世界初の缶コーヒーで、万博のパビリオンの80%がUCCを取引先に選びました。

1969年の発売当初は、不人気でしたがこの万博以降大ヒット商品に。

ブルガリアヨーグルト

ブルガリアヨーグルトは、明治乳業の幹部がブルガリア館で本場のヨーグルトを試食した事で感銘を受け研究をスタート。

1973年に、ブルガリアの許可を得て「明治ブルガリアヨーグルト」として販売。

電気自動車・アシスト自転車

電気自動車が、万博内を運行。主に、管理業務用や機材運搬用でしたが、来場者用タクシーもあったようです。

最近の技術と思いきや、実は電気自動車技術の研究は1、海外では1800年代から行われているようです。

100年越しで、ようやく実用化された技術です。

ワイヤレスフォン・テレビ電話

コードレスフォンの原型ワイヤレスフォン。もちろんNTTが展示。

携帯電話にも、多大な影響を与えた技術で当時コードが無いのに話せることは画期的でした。

2025年の大阪万博でお披露目されそうな技術

前回の大阪万博では、当時考えられないような技術で世界を熱狂と興奮に包み、大盛況で大成功の大阪万博でしたが、2025年にはどのような技術が紹介されるのでしょう。

AI

これも、運用されている技術ではありますが一般的には、まだ馴染みのない技術ではないでしょうか?

より生活に浸透するレベルまで、大阪万博までの期間で研究が進むことが予想されます。

VR

バーチャルリアリティのクオリティは年々上がっています。

介護施設で、お年寄りに旅行体験をしてもらうというボランティアも行われ、かなりの好評を得ているようですし、娯楽だけでなく福祉の分野での活用も見込まれます。

リニアモーターカー

リニアモーターカーは、実は1970年の万博で紹介されていますが、当時はまだ夢物語。

大阪ー東京間を1時間10分で運行します。

2025年まで随時更新していきます

まだまだ、大阪万博まで期間があります。

大阪万博と並び、IRもありますので統合型リゾートとして大阪万博が後世にも残るものになりますので、各企業挙って万博に向けた動きが加速してくると思われます。

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