仮想通貨

税金にも関わる仮想通貨の管理方法【CoinStats/Cryptofolio…】

2018年1月13日

仮想通貨の管理について、投稿したいと思います。

ここでは、通貨をどこに置いているかという取引所かウェブ・ソフト・ハードウォレットなどの話ではなく、もっと単純な把握という観点からポートフォリオ管理について便利なアプリを紹介します。

各取引所にも、取引履歴は残りますが自分自身で記録を残すことも取引するうえで重要です。

 

目次

【CoinStats】

CoinStatsは、レイアウトが海外っぽいという感じです。カッコいいです。日本語対応ですので使う分には問題がありませんが、国内の取引所が対応されていません。JPYは対応なのに…ですので、どの取引所で何建てで買ったのかなど細かくは記録できません。

さらに、資産が5000$を超えると有料版にしないとならないのがデメリットです。

ただ、このアプリは時価総額をランキング順に並べてあり、チャートも見れます。しかもそこから取引記録がのせれたり、お気に入り登録ができ気になる銘柄をすぐにチェックできます。

一括管理が出来るという所が、資産制限を含めもっと強くなればこれで1本化したいと思っていますが、今のところ簡単な記録はしていますが、時価総額画面のお気に入り登録をメインで使っています。

 

【Cryptofolioクリプトフォリオ】

クリプトフォリオは日本語対応で、個人的にも一番長く使っているのでお勧めです。

使い方もシンプルで簡単です。自分の取引した内容をそのまま追加すれば記録してくれます。もちろんチャートによって資産も変動しますし、自分がどの取引所で何建てで購入したのかも細かく記録できます。確定申告でどのタイミングで利確したかなどもわかりますね。

強味は、国内外の多くの取引所が選べるので、マイナーな草コインにも対応してくれることが多いです。(XP・PAC等)

そして、手入力の分、どこに置いているか関係なく使えるのでご自身の資産を一括で管理でき、全資産が一目瞭然です。

私のような、長期保有を決め込んでそんなに取引量の多くない方にはお勧めです。

たまにメンテナンスが入り、2日3日動かなくなることがありますが…

ユーザーもかなり多くなっていますので、国内では仮想通貨管理には1番人気のアプリだと思われます。

 

その他

どのポートフォリオを使うのか、それぞれ好みがあると思います。今回は私が使っている2つのアプリを紹介しましたが、まだまだ評価の高いものもたくさんあります。

例えば、取引所のデータを反映してくれる(ウォレットは不可)CoinBoard(コインボード)や、まだ英語のみのDelta(デルタ)など使い方はそれぞれ長所や短所ありますが,

税金に関わる事なのでしっかりと把握しておかないと確定申告で困ってしまいます。

ぜひアプリなどを使い自分の資産を分かりやすいように管理しておきましょう。

 

 

確定申告について

仮想通貨の管理に関連して確定申告についてです。

なぜ仮想通貨の資産を管理・把握しなければならないのかというと、確定申告があるからに他なりません。

利確しない人には関係ないと思われがちですが、仮想通貨が実用化した場合に仮想通貨で買い物をしても、それは利確とみなされるので仮想通貨を持つ万人が対象です。

昨年は利益が出て、確定申告した方も多いと思いますが、今年も確定申告をしなければならない人が多くなると思います。むしろ、今年に利確して確定申告しなければならない人の方が昨年に比べ増えるのではないでしょうか。

 

どのような人が確定申告をするか

まず、確定申告をしなければならない対象となる人について。

自営業をしている人は、利益額に関わらず確定申告が必要です。

それでは、サラリーマン、主婦、学生はどうでしょうか?

ここが一番の対象として多いところです。

サラリーマンの場合、1年で20万円以上の利益で、主婦や学生の扶養に入っている人は33万円を超えた場合は申告しておいたほうが良いでしょう。

逆に言えば、それ以内に利確を調整すれば確定申告は必要ありません。

 

税率について高いと言われる理由

これも、様々なサイトを確認すると非常に便利な表を作ってくれていることが多いです。

例えば100万円の利益が出たら、15%が適用になります。195万円以下だと控除がありません。

最大税率の4000万円以上の場合は55%(所得45%、住民税10%)となります。

ネット上でこれが高いと言われる所以は、同じ雑所得でも株式やFXが例外的に所得の額に関わらず約20%だからです。しかもNISAに至っては非課税で今年からつみたてNISAもスタートしています。前にNISAに触れた記事もありますので、こちらもどうぞ。

2018年は何がある?

 

申告しないとどうなるか

確定申告すべき人が、しないとどうなるかというと。まず時効は7年です。

無申告の場合はもちろん脱税行為に当たりますので、逮捕されることも十分あり得ます。

仮想通貨は新しいものなので、まだバレないだろうと思っている方がいるなら要注意です。しっかり税務署にバレます。

税務署は、銀行口座や取引所の状況を確認できる権限を持っています。つまり、コインチェックやビットフライヤーもチェックされるんです

自分は大丈夫と思っても、その取引所が税務調査に入った場合、どんどん洗い出されるのでしっかり確定申告はしておきましょう。

脱税騒ぎになる有名人も多いですが、税務署はそんな頭の良い人の脱税をも見抜くのですから、正しい判断をすべきです。

先ほど時効が7年と申し上げましたが、もし無申告5年目で見つかったとします。その場合、無申告加算税で元の払う税額が増え、更に延滞税が年利7%以上つきますので、税率90%くらいでしょう。5年なんて利益出ていたら使ってると思いますので、下手をするとせっかく利益出たのに借金生活です

 

まとめ

仮想通貨に関する税金問題で、韓国がかなり騒がれました。その韓国の影響もあって仮想通貨全体が下落傾向になったこともあります。

しかし、韓国では脱税が発覚したので規制や禁止を進めざるをえません。

規制や禁止になると、また仮想通貨は下落トレンドに突入します。

誰得でもない事は出来れば避けたいので、正しい判断と良い道徳心を持つことが何より大切な事です。

法に触れない節税は大いに構わないと思いますが、今後仮想通貨を取り巻く環境にも変化があると思いますので、税金についても変わってくるかもしれません。

 

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