パンチカーペットを皆さんご存知でしょうか?
以前の投稿でもご紹介したパンチカーペットですが、優良なリフォームの材料ですので改めてご紹介します。
目次
パンチカーペットとは
パンチカーペットとは、繊維を針で刺して絡み合わせた不織布のカーペットのことです。
原料はポリプロピレンで、それを針を使って解けないよう絡ませているだけで、簡単に言えば、低原価の大量生産品です。
大きな特徴は価格が何よりも安いというところにあります。
また解れにくいという特徴から、多様なDIYに活用されています。
用途は多様
パンチカーペットは様々な用途で利用されています。
安価で消耗品扱いできるので、床がコンクリートのイベント・展示会のブースや演劇等の舞台、ロールで数十m単位で材料があるので、イベント会場やホールの動線・廊下・階段など、多くの場面で利用されています。
エレベーターの壁面などに利用されている事も多いです。
店舗はもちろん、住宅用の商品も多くあります。
機能や種類も多様
原料がポリプロピレンで製造も単純なので、種類も多くあります。
薄手のものから厚手のものまでありますし、様々な機能も付随された商品も多いです。
- 吸着加工
- 裏面ラバー加工
- 防音機能
- 防炎機能
- 抗菌機能
- パイル加工
それぞれ、用途に適した加工や機能の付与が出来るのが、パンチカーペットの魅力です。
スタジオなら防音・遮音機能。施設なら防炎機能。病院なら抗菌機能。
そして、住宅ならパイル加工で肌触りを良く仕上げます。
住宅リフォームならこのパイル加工がメインになってくるでしょう。
メリット・デメリット
メリットは、通常のカーペットと同様のメリットを持ちつつ、かなり安いと言ところです。
クッションフロアの台頭で、パイル加工を選ぶと価格は並んでしまいますが、カーペットなので、色のバリュエーションが豊富ですし防音性など機能面は優れています。
デメリットは通常のカーペット同様に、フローリングに比べて髪の毛やホコリが目立たない分、気が付かないうちに汚れを溜め込んでいる事や、ダニが発生しやすいので念入りに掃除機をかける必要がある事。
繊維なので、動線は多少剥げてしまう事もある。
施工方法は
施工方法は、二通りあります。
- 接着剤で床に張り付ける
- 両面テープで張り付ける
この二通りですが、私は両面テープで張り付けるのをおススメします。
ですが、専用両面テープは少々費用が付きます。
消耗品という事を前提としている訳ではありませんが、原状回復できるメリットがあります。
更に、両面テープは接着剤に比べ施工しやすく、もはや工作レベルの簡単さです。
パンチカーペット自体、ハサミやカッターで切れますので、施工について心配する事は特にないでしょう。
私は和室に張りましたが、なんの問題もなく、むしろ畳のクッションで更に良いのでは?と思うほど評価高いです。
下の写真が元畳の部屋です。継ぎ目も段差もないです。
まとめ
パンチカーペットはチープだと思われがちですが、選ぶ商品によっては機能的にも価格的にもコスパは最高峰です。
実際、ホームセンターに行くと切り売りで必ずと言っていい程、パイル加工のパンチカーペットが置いています。
実際に施工して、全然チープには感じませんし数年経過しましたが、子供部屋で荒く扱われいても劣化も汚れも目立ってませんので、消耗品というにはもったいないレベルの材料です。