警察官と警備員の違い

豆知識
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皆さんは車を運転していると、警察官に過敏になる事はありませんか?

私は悪い事をしている訳ではないのですが、どうしても構えてしまいます。

極端にいうと何故か、悪い事をしていないのに悪い事をしたような気さえしてしまいます。

無意識に警察官に過敏に反応している人が多くいると思いますが、そんな警察官と警備員を見間違えてしまう事はないでしょうか。

そして警備員と分かった途端に、ホッとしてしまうのは私だけでしょうか。

制服がかなり似ているので、間違えてしまいますが警察官と警備員は全くの別物。

大きな違いを見ていきたいと思います。

 

警備員とは

まず、警備員とは警備業法というものが法律で定められており、その法律に則した業務を行う者のことを指します。

警備業務は営利を目的とし、依頼に基づき業務を行います。そして、依頼主のために「他人の生命、身体、財産等を守る」ことを主な業務とします。

この様に、警備員の明確な目的が法律で定められています。

その警備業法の中で、特に重要とされる内容が以下の条文です。

 

警備業務実施の基本原則)
第十五条  警備業者及び警備員は、警備業務を行うに当たつては、この法律により特別に権限を与えられているものでないことに留意するとともに、他人の権利及び自由を侵害し、又は個人若しくは団体の正当な活動に干渉してはならない。

 

つまり、この条文は警察官とは違うと言う事を謳った条文です。

警察官は公共の安全と秩序の維持に当たるので、様々な権利が与えられていますが、警備員には一切の特別な権利(強制力)が無いという事です。

つまり、警備員の制服は着ていても(警備業法で制服着用の義務)、あくまで一般私人という事です。

ですので、極端な話をすると警備員の指示は従わなくても良いという事です。(極端ですが)

警備員の中には、何を勘違いしてか偉そうに命令してくる人もいますが、そんな権利はなく警備員は通行人やドライバー、群衆にお願いをして協力をしてもらわなければならない立場にあるのです。

大きなポイントは、

  • 警備業法という法整備がある事
  • 誰かに雇われている営利団体
  • 特別な権利はなく一般人と同じ

というところです。ですので、

警察官警備員の大きな違いは、

公務員企業人

特別な権利(強制力)が有る無い

 

備考

警備員には特別な権利はないと言いましたが、一般人と同じ立場なので権利を失った訳ではありません。

喧嘩やトラブルの場合に暴行を受けたらもちろん訴えれますし、現行犯人がいれば捕まえられます。(現行犯逮捕は、警察だけではなく一般私人でも行える)

制服を着ているから、一般私人と違うと言う認識を持たれがちですが、出来ることは一般私人と同じという事です。もちろん一般私人なので、誰かを取り締まることや罰することはできませんので、あくまで協力を求める事しかできません。

 

しかしながら、権利を持った警備員が一つだけあります。

それは、緑の制服を着た駐車監視員。駐禁をとるあれです。

実はあの緑の方々は、警備会社に雇われている警備員なのです。駐禁を取れるという権利を持った唯一の警備員です。

警察官の退職後の受け皿に警備会社というのもよく聞くように、警備会社は警察と密につながっている事は間違いないのです。

警察署管内の取り締まりガイドラインに則って、その道路、エリアに限って放置駐車違反車両に作業できるようですが、結構憎まれ仕事ですよね…喧嘩もよく見ますし。

 

因みに、警察官と警備員の制服が似ているは、

警備会社が出来始めた当初に、警察官の制服のお古が使用されいた名残りだと言われます。(今は禁止で制服も届け出制)

そして、禁止された後も結局似たデザインにすることで、防犯上の便利さ(抑止力になる)から似たものが多くあるようです。

 

つまり、警備員なのに警察官と見間違えて、「ハッ」とするのは警備会社の思惑にまんまとハマっているという事です。

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