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芸能界で流行のクラウドファンディング

2018年2月15日

今や、芸人ではなく作家としての活動が活発になっているキングコング西野亮廣。

絵本を無料で公開する事で批判を浴びたり、先日の成人の日ではれのひ事件の被害に遭われた方々に対し、無料で成人式をプレゼントし絶賛を受けたりと世間を賑わせています。

個人的には、芸人西野はどちらかというと好きになれませんでしたが、絵本作家西野さんはかなり好印象です。

作家というより実業家西野さんという印象になりますが。

堀江貴文と西野亮廣の『多動力』対談で、考えが垣間見れます。

目次

クラウドファンディングとは

クラウドファンディングとは、簡単に言えば資金調達の事です。

WebやSNSで事業計画を公表する事で予め資金を募り、集まった資金を元に事業を実際に進めるという事です。

昨今、クラウドファンディングがあらゆるジャンルで行われています。

一番多いと思われるのが、物作り・アーティスト系のクラウドファンディングです。

先の記事にも書きましたが、ミュージシャンが楽曲をリリースするに至るまでに、弊害が多いです。特に資金の問題。

ファンにランク付け、スタンダードになる

その他、芸術家もしかり。

クラウドファンディングは予め、こういう事をします。という宣伝をする事で賛同者から投資してもらう事です。

購入型のクラウドファンディングをキングコング西野さんの言葉を使うと、ライブのチケットを発券するのと同じ事です。

集まった資金を元に、物作りが出来るという事で、これまで大きかった資金の問題が解消されるのです。

海外では、スタンダードになりつつあるようです。

クラウドファンディングは多方面で行われる

クラウドファンディングは様々な所で活用されていますが、やはり目に付くのは芸能人になります。

俳優の山田孝之の場合は、腕時計ブランドの創作者と共に新ブランドの「FORIEDGE(フォリエッジ)」をスタートさせました。

人気になりやすいという一方で、批判の的となってしまう事が多いのですが、それはまだクラウドファンディングが世の中に浸透していないだけです。

新しい事に対して壁を作ってしまう人が多いからだと言わざるを得ません。

クラウドファンディングは今や市町村が活用するケースもあるくらいです。

しかし、クラウドファンディングにはデメリットもあります。

計画から実行するまでに時間を要す事、プロジェクトが失敗する事、計画が盗まれて先行される事等、出資先のプロジェクトが失敗してもお金は戻りません。

寄付型、投資型、購入型とある事を理解する必要があります。

クラウドファンディングの魅力

何か始めたいけど、始められないという資金面の問題を解決する事で、埋もれている優秀なアイデアを実現することが出来ます。

そして、クラウドファンディングの最大の魅力は参加型という事です。

投資者側はまだ計画段階から支援をする事で、アーティストと共同で物作りをしているという愛着が湧きます。

その愛着こそが、広告となるのです。

良いものや、自分の関係しているものを知り合いと話題にする事は、より広告効果があります。

アーティスト側は事前に需要を知る事が出来る為、ある程度の出荷量を予想しやすいので、在庫を抱える負担を減らせます。

作家の西野さんは絵本が売れない昨今で、クラウドファンディングを思い付き、そして絵本は買わないが、展示会や思い出としてなら買うという顧客心理を理解した上で、クラウドファンディング特有の連帯感(思い出)を得る事に成功し、出資者には絵本をあくまでプレゼントとして送ります。

ある種の予約販売のビジネスのような見方も出来ますが、プロセスに重点を置くクラウドファンディングの見本だと感じました。

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