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【前回大会と同じ⁉】ラグビー日本代表が決勝トーナメント進出は難しい?

2019年10月3日

日本代表の2連勝で波乱のプールA。

アイルランド戦の大金星で、決勝トーナメント進出が決まったという雰囲気になっていますが、実はそんなに楽観視できるものではないのです。

もちろんプールAで2勝していますので、圧倒的優位な事は間違いありません。

目次

現時点での順位表

順位 得失 勝点
1位 日本 2 2 0 27 9
2位 アイルランド 2 1 1 17 6
3位 スコットランド 2 1 1 10 5
4位 サモア 2 1 1 -9 5
5位 ロシア 2 0 2 -45 0

勝ち点の仕組み

ラグビーの勝ち点は、勝ちが4点、引き分けが2点、負けは0点4トライ以上を挙げた場合と、7点差以内の負けには、ボーナスとして1点が与えられます。

アイルランドは決勝トーナメント進出当確

なぜアイルランドは日本に負けたのにもかかわらず、決勝トーナメント進出当確なのかと言うと。

アイルランドの残り試合は、ロシアとサモア。この二国とアイルランドの差は大きなものがありますので、2試合とも勝ち点5を取る事が確実視されます。

そうなると、アイルランドの勝ち点は計16点です。

日本が残りの試合全勝した場合は勝ち点17以上でアイルランドに勝ち点で勝りますが、スコットランドは日本に負けたという事なので、勝ち点11以下で、アイルランドが2位通過となります。

日本が、サモアに勝ちスコットランドに負けた場合。

サモアにボーナスポイント付きで勝ち切り、スコットランドに7点差以内で負けたとしても、勝ち点15。アイルランドに届きません。ですが、この場合であれば、スコットランドは15以下。

勝ち点が並んでいれば、直接対決の結果で順位が決定です。

つまり、日本が勝とうがスコットランドが勝とうが、アイルランドはボーナスポイント付きで残り二試合に勝利すれば他の試合に関係なく、2位以上が確定するのです。

しかも、その可能性は極めて高いという事です。

ポイントはスコットランド戦

もちろんサモア戦に負ければ、元も子もないですが強国スコットランド戦の勝者が決勝トーナメント進出になるでしょう。

日本が決勝トーナメント進出の確定条件を書き出します

  • 残り二戦の勝利
  • サモア戦勝利、スコットランド戦引き分け
  • サモア戦7点差以内敗戦、スコットランド戦BP付き勝利
  • サモア戦BP付き勝利、スコットランド戦BP与えず7点差以内敗戦
  • サモア戦BP付き勝利、スコットランド戦BP獲得で7点差以内敗戦

といった、勝ち点制のリーグ戦ですので少し分かりにくいですが、やはりポイントはスコットランドです。

もしスコットランドに負けても、負け方によっては決勝トーナメント進出になるのですが、スコットランドとは少し相性が悪い事もあります。

負けても進出の可能性があるという点は優位な事は間違いありません。

ですが、前回2015年大会でもまさに現在と同じ状況で、スコットランドに直接対決でやられ3勝しながらも予選プール敗退となってしまいました。(BP差で勝ち点に差が出ました)

今回大会は、もちろん勝って欲しいですが負けてでも決勝トーナメント進出を果たしてほしいと思います。

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