準決勝のもう一山のイングランド対ニュージーランド戦。
見事にイングランドがニュージーランドに6年ぶりに勝利するとともに、自国開催であった前回大会の屈辱を晴らしました。
個人的にはニュージーランドが盤石だと思っていたので、イングランドの勝利は驚きましたが、イングランドの強さは圧巻でした。
こういう試合があるからワールドカップは面白い!
続いての準決勝ウェールズと南アフリカの試合もどうなのか、直前考察してみたいと思います。
目次
ウェールズの強さ
ウェールズは地力はあり、世界ランキングでも常に上位につけていますが、ここぞという時には弱い印象です。(相手が南アフリカやニュージーランドという事もありますが)
ワールドカップでの最高位は3位。
今回のワールドカップでベスト4入りしましたので、ウェールズとしても一安心したといったところでしょうか。
今回のウェールズは、これまでの印象を打破するかの如く、接戦をものにして勝ち上がりました。
特に準々決勝のフランス戦では、前半までリードを許しながら後半に逆転で勝ちを治めました。
今回のウェールズは競ったゲームで強く、もともと地力のあるチームだけに今大会の勝負強さは、楽しみです。
準決勝はウェールズBKの展開力がカギとなります。
何といっても、今年の欧州チャンピョンです。
南アフリカの強さ
南アフリカはなんといってもフィジカル。
日本戦でも見せつけられましたが、相手を削る強烈なタックルはまさに鉄壁の守りです。
そして、外からも近年のラグビースタイルを確立してきたスピード感あふれる選手層。
フィジカル&スピードは世界一です。準決勝ではWTBのコルビは欠場しますが選手層は厚いです。
FWの強さは尋常ではなく、セットプレーもでも定評があります。
準決勝で日本も、日本ボールラインアウトを何度も奪われました。
日本戦でもキックを多用していますので、ウェールズ戦でも同じような展開が予想されます。
見どころ
対戦成績はウェールズが6勝1分け28敗と負け越しているが、前回W杯後は4連勝しています。
過去のワールドカップでの成績でも南アフリカが2勝と南アフリカに分があるようにも思えますが、直近の4連勝はウェールズの勝ち切る力がついたとも言えます。
それまで、南アフリカが優勢だった時代でも接戦が多かった両チーム。
見どころは単純で、ウェールズのBK展開と南アフリカのFW突破です。
両者の試合はいつも接戦ですが、世界ランク3位と4位の好ゲームになると思われます。
キッキングゲームになると予想されますが、単純なキックならウェールズに分があります。
しかし、今回は南アフリカのFW陣がやはり突破力を魅せウェールズは効果的なキックが少なくなり、南アフリカに分があると予想します。
あとは、これまでの両チームの試合結果よりあらゆる方面より接戦の展開になると予想されていますが、今回はどちらかペースの握ったチームの展開になると思いますので、ワンサイドゲームまではいかなくとも、点差が開く展開になるのではないかと予想しております。
決勝に進むチームはどちらか非常に見ものです。