日本代表の宿願でもあるベスト8入りを果たしましたが、次は決勝トーナメントです。
日本代表選手もモチベーションを今まで以上に高く持ち、決勝まで行くと意気込んでいます。
準々決勝の相手は、世界2強の一角である南アフリカ。
前回大会で、大金星を挙げたものの遥か格上の相手チームであることは誰が見ても分かります。
しかし何が起こるか分からないワールドカップ。南アフリカの貫禄か、日本代表勢いか見ものです。
目次
南アフリカの戦績
ワールドカップでの戦績は以下
- 1987年ーアパルトヘイトの為不参加
- 1991年ーアパルトヘイトの為不参加
- 1995年ー優勝
- 1999年ー3位
- 2003年ーベスト9
- 2007年 ー優勝
- 2011年ーベスト8
- 2015年ー3位
今大会始まるまでのワールドカップの勝率は、オールブラックスの88%に次ぐ83%と驚異的です。
南アフリカをこれまで下してきた相手国は以下
- ニュージーランド 2回
- オーストラリア 2回
- イングランド 1回
- 日本 1回
計6回の敗戦のみ。
そして、日本との戦績は以下
2戦 1勝1敗
なんと五分!…
まぁだいぶ格上なので、参考にならないのですが…
前回の2015年ワールドカップでは34対32と世界を驚かす大金星を挙げましたが。
今年2019年9月の行われたテストマッチでは7対41と大きく点差を広げられました。
この時は手の内を見せるわけにはいかないので、戦略無しの純粋な力比べというフィジカル大国の異名をとる相手の土俵での戦いでしたが、今回は日本の持てる全てを出し尽くせます。
南アフリカも同じことが言えますが、戦略のバリュエーションは日本の方が多いと思われます。
今大会の試合結果は
南アフリカの今大会の試合結果は以下
- ニュージーランド戦 13対23
- ナミビア戦 57対3
- イタリア戦 49対3
- カナダ戦 66対7
日本のここまでの試合結果は
- ロシア戦 30対10
- アイルランド戦 19対12
- サモア戦 38対19
- スコットランド戦 28対21
日本代表は充実した予選プール
日本代表は、予選リーグの短期間で格上相手に競り勝ってきました。
これは決勝トーナメントにおいて、良い勢いをつけることができた予選プールでもあります。
ここ近年の日本代表は、世界の強豪とのテストマッチで善戦しあと一歩のところまでいく試合が多くありましたが、今回の予選プールで見事に勝ち切れたことは、代表チームに世界と戦えるという自信にも繋がったと思います。
この自信こそラグビーにおいては非常に重要な事です。
ラグビーでは少しの力量差が大きな点差として現れますが、接戦をものにしてきたチームこそ強いメンタリティを手に入れ、更にチーム全体の強化となります。
日本代表は、予選プールで勝ち切ったという経験を得て、更に大きく成長したといえるのではないでしょうか。
南アフリカの強さ要注意選手
南アフリカの特徴は、なんといってもフィジカル。
FWは大型の選手が揃い密集での攻防に強く、ディフェンスの上がりも早い。
個人能力も1人1人が秀でており、1人で局面を打破できる選手揃い。
日本は、いかに複数で相手を突破できるか・止めれるかが重要となり、運動量が求められます。
バックスにおいても、スピードだけでなくステップや簡単に倒れないフィジカルの強さもあります。
特に注意したいプレーヤーは、 WTBのコルビ選手。
小柄ながら相手を置き去りにするスピードと、後半でも衰えない脚力は相手にとって脅威以外の何物でもありません。
大外に回され、1対1なら分が悪いと言えるでしょう。
日本のBKは、相手に勝るフィットネスで走り勝つことが必要です。
いずれにしても、FW・BKの最大限の力を出し尽くさなければ難しい相手に違いありません。